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干支の活学―安岡正篤 人間学講話 (人間学講話)
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『活学の意味』
 国のこと、自分のことを植物に譬えたのが分かりいい。芽が出て、花が咲き、葉が茂り、紅葉し、落葉して、枯れたようになり、春になってまた芽が出る。そんなふうなエネルギーの推移を、十干十二支の六十通りの組み合わせで、理想のモデルを作ったのだと思った。
 理想が見えれば現実の方向付けの目安になる。乙酉(きのと・とり)の年だからこうなったという結果報告ではなく、現実を理想に近づけようとして長い年月積み重ねてきたら、理想と現実が共鳴するようになった。そこで乙酉の年の性質を活用してみたらどうか、ということだと思う。そんな感想を持ちながらこの本を読んだ。
 「干支の活学」という意味は、干支でその年を占うのではなく、理想に向けて現実を変化させるための戦略の学問というふうに理解した。


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